社会・その他

中国、肉の買いあさりに拍車 アフリカ豚コレラ代替で和牛の輸入最大に (3/3ページ)

 豪州南部サウスオーストラリア州で3050ヘクタールの牧場を営み、純血種和牛8500頭を育てているスコット・デブルイン氏は5月、前年比で50%増の高級和牛の注文を受け付けた。中でも中国からの注文が多いという。高級霜降り肉を注文する中国の顧客には、上海の旧市街、浦西地区やパークハイアット北京のレストラン、ザ・ネストなどが含まれる。

 筋肉内脂肪を非常に多く含むことで知られる和牛は日本の品種だが01年に狂牛病が確認されて以降、中国は日本からの輸入を禁止している。これまで中国は豪州産牛肉でも低級部位の大量購入を行ってきた。

 豪州ビクトリア州で和牛を生産し、世界の高級レストランに供給するデビット・ブラックモア氏は「低級部位の価格を2倍にしたが、それでも需要に追いつけない。豪州の畜産供給量が直ちに増えることはない」と話した。こうした要因で、豪州産牛肉価格の指標である東部地区若齢牛指標(EYCI)を構成する価格は、3月につけた最低価格から20%以上、上昇した。(ブルームバーグ Jason Gale)

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