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「隔世の感」がある サッカー久保選手、「日本人の成功が最も難しいリーグ」へ

 サッカー日本代表MFの久保がスペイン1部リーグの名門、レアル・マドリードに移籍する。隔世の感がある。「日本人の成功が最も難しいリーグ」と言われていたからだ。

 スペイン1部リーグで初めて試合に出場した日本人は、2000年にバリャドリードに加入した城彰二。その後、西沢明訓(あきのり)や大久保嘉人といった日本代表クラスのFWがエスパニョール、マジョルカといった中堅クラブで挑戦したが、出場機会に恵まれなかった。

 03年にエスパニョールの育成組織のコーチを取材した。少し前まで日本人の少年2人がプレーしていたからだ。「一人はスペインのサッカーにはなじんだが、生活にはなじめなかった。もう一人はスペインの生活は楽しんでいたが、サッカーはダメだった」。コーチはそう言って、日本人がスペインでプレーする難しさを表現していた。

 だが、小学4年の久保が11年にバルセロナの育成組織の入団テストに合格すると、レアル・マドリードの育成組織には13年に中井卓大が加入。エイバルでブレークした乾貴士らの活躍もあり、もはやハードルの高いリーグではなくなった。

 バルセロナとレアル・マドリードはスペインの2強というよりも、スポーツ界屈指のビッグクラブとして知られる。世界を股に掛ける18歳の将来が楽しみだ。(北川信行)

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