社会・その他

有害物質を検知 “鼻”利くドローン、港に配備 船舶燃料新規制にらみ導入 (1/3ページ)

 世界各国の港湾が、2020年1月に導入される船舶燃料の新たな国際環境規制「IMO2020」をにらみ、大気中の有害物質を検知する「スニッファー(嗅覚性探知)ドローン」の導入に動き出した。

 IMO2020は国際海事機関(IMO、本部・ロンドン)主導でまとめられた。現行規制に比べ、酸性雨やぜんそくなどの原因となる硫黄酸化物(SOx)や粒子状物質(PM)含有率に関する燃料の基準値を厳格化。全世界のほぼ全ての船舶にこれらの物質の含有率が少ない高品質燃料の使用を義務付ける。

 しかし、高品質の燃料は割高だ。船の所有者にとって燃料は最も大きな費用負担項目であるため、不正が行われる可能性が指摘されている。こうした中、各国の規制当局がドローンを活用した監視強化を急いでいるというわけだ。

 数万隻から事前特定

 デンマークは4月、スイスのバーゼルを本拠地とするUMSスケルダーのスニッファー・ドローン「V-200」を導入。米人気SFアクション映画「アベンジャーズ」から抜け出たような音と見た目のV-200は、出入りする数万隻の船舶の中から規制に合わない燃料を使用する船を選別し、人間による検査が必要な船を事前に特定できる。

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