社会・その他

近大マグロに朝乃山関笑顔 母校・近畿大が贈呈

 5月の大相撲夏場所で初優勝を果たした朝乃山関(25)が18日、母校の近畿大(大阪府東大阪市)を訪れ、細井美彦学長から「近大マグロ」1匹をプレゼントされた。朝乃山関は「刺し身か焼いていただきたい」と笑顔を見せた。

 近大マグロは、近大水産試験所奄美実験場(鹿児島県)で養殖された全長約137センチ、重さ約46キロの3年もので30万円相当という。細井学長は「令和初の優勝おめでとう。近大の後輩であるマグロをお祝いに贈ります」と祝った。

 近大マグロの贈呈に先立ち、近鉄長瀬駅から近大西門まで約1キロの商店街を凱旋(がいせん)パレード。朝乃山関は高砂親方(元大関朝潮)とともにオープンカーに乗り込み、沿道を埋めたファンや学生らに笑顔で応えた。

 大学構内で行われたセレモニーで、朝乃山関は「皆さんのおかげで優勝できた。7月の名古屋場所では自分の相撲を取り、勝ち越しを目指して頑張りたい」と決意表明。学生から盛んな拍手が送られた。

 近大によると、朝乃山関は平成28年に卒業後、高砂部屋に入門。近大出身の関取で幕内優勝を果たしたのは、昭和60年春場所の朝潮以来34年ぶりという。

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