社会・その他

東京港にヒアリ20~30匹 今季初確認、健康被害なし

 環境省は18日、東京都江東区の東京港・青海ふ頭に落ちていたわらの束から、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」20~30匹が見つかったと発表した。ヒアリは春ごろから活動が活発になるとされ、国内での確認は今シーズン初めて。男性作業員1人が刺されたが、健康被害はないという。

 男性作業員は14日、コンテナヤード入り口付近に落ちていたわらの束を片付ける際にアリに手を刺された。わらの束に20匹以上いるのを確認したため、アリを殺虫処分し、都に連絡。都は周辺に殺虫餌を置いた。18日、ヒアリの働きアリと判明した。わらが落ちていた経緯は不明だが、荷物にまぎれて海外から持ち込まれた可能性がある。

 ヒアリは中国からの輸入コンテナに紛れているケースが多い。環境省によると、平成29年の国内初確認以降、今回を含め14都道府県で39件確認されている。

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