高論卓説

「ブレない老舗」日本共産党の限界 (1/3ページ)

 時代にマッチしなければ客層広がらず

 日本記者クラブで13日に記者会見した日本共産党の志位和夫委員長は、表情が明るかった。夏の参議院選挙で32の改選1人区全てで、立憲民主党など野党4党派と候補者の一本化で合意できたからだろう。(森一夫)

 「日本の政治を変えるには野党共闘しかない。わが党への外部の見方もずいぶん変わった。共闘をとことん追求して、併せてわが党の躍進を図る」と、鼻息が荒かった。

 立憲民主党、国民民主党、社民党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野党4党派との連携が、よほどうれしいようだ。将来、野党が共闘して総選挙で多数をとれれば、「政権に参画する用意はある」と意気込む。「国民連合政府」樹立を視野に期待を膨らます。

 しかし共産党の夢は実現可能なのか。「97年の歴史」を誇る同党は、文句無しの老舗政党である。一般に長寿企業には大きく分けて2つある。祖業一筋にこぢんまりとのれんを守る生き方が一つ。他方、変化に対応して自己革新を図り、時代を超えて発展するケースがある。

 共産党もそれなりに変わろうとしている。志位委員長は「安倍政治への不信、不安が国民の間に広がっている。しかし批判とともに、希望を語らないと国民の心に響かない」と語る。「街頭演説などの内容は、これまで批判7、提案3だったが、逆転させて提案7、批判3にする」と、有権者の受けを狙う。

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