キャリア

経産省次官に安藤氏 軽減税率導入で実績

 経済産業省の嶋田隆事務次官が退任し、同省が後任として中小企業庁の安藤久佳長官を充てる人事を固めたことが24日、分かった。7月前半にも正式に決め、発令する。

 安藤氏は昭和58年、通商産業省(現経産省)入省。関東経済産業局長、商務情報政策局長などをへて、平成29年に中企庁長官に就任した。

 中企庁長官としては、今年10月に予定される消費税増税の景気対策の一環としてしてのキャッシュレス決済や軽減税率の導入に向け、中小企業の支援対策を指揮した。

 今後は経産省の次官として、再生可能エネルギーの導入拡大や原子力発電所の再稼働といったエネルギー政策、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内交渉妥結などの課題について指揮をとる。

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