働き方

中学校の吹奏楽部をプロが指導、教師の働き方改革に熱血“助っ人”登場 (2/2ページ)

 このため、戸田市は短い練習量でも質を維持し、向上できるよう専門家を招くことにした。小暮孝明校長は「練習時間はこれまでに比べて7、8割ほど減っている。それでも質をキープしたい。良い指導者を呼んで、少ない時間でも効率の高い練習ができれば充実感も質もなくならない」と語れば、永薗さんも「自分たちでどうすれば上手になるか、その方法を自分たちで工夫して見つけてほしい」と力説する。

 とくに吹奏楽は楽器ごとに役割が異なり、顧問の先生たちの専門外も外部の専門家がカバーしてくれる。中学時代から吹奏楽に取り組み、コントラバスなどを担当した戸田中吹奏楽部顧問の遊間大陽教諭も「(経験したことのない)演奏の指揮とかをお願いすることで、生徒はもちろん、私も一緒に勉強していきたい」と話す。

 8月に埼玉県南部の地区大会を控え、その後の県大会出場を目指す戸田中吹奏楽部。昨夏の県大会で銅賞だった。中学3年の吹奏楽部長、大庭こなさんにとって今夏の大会は集大成だ。

 「吹奏楽は団体競技。一人一人の気持ちが合わないと、いい音はでない」といい、永薗さんの熱血指導についてこう続けた。

 「指導を通じて今まで気づけなかったことに気づいたり、表現力や息の使い方など基礎から学べたりして充実している」

 “特訓”の成果を披露する晴れ舞台は迫っている。

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