働き方

最低賃金、901円に 東京、神奈川は1000円超

 中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会は31日、令和元(2019)年度の地域別最低賃金の改定について全国平均の時給を27円引き上げ、901円とする目安をまとめた。平成14(02)年度に時給で示す現在の方式となって以降、最大の引き上げ。全国平均の時給が900円台に達したのは初めて。

 小委員会は目安額を地域の経済情勢などに応じてA~Dの4ランクに分類して提示し、東京などのAは28円、京都などのBは27円、群馬などのCと福島などのDは26円とした。現在985円の東京と983円の神奈川は目安通りに引き上げられた場合、初めて1000円を超える。

 中央審議会が厚労相に答申した後、目安を踏まえ各地の地方審議会が都道府県ごとに協議する。8月に改定額をまとめ、新しい最低賃金は10月ごろに適用される。

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