働き方

「引っ越し難民」 「希望かなわず」今春4割に迫る 人手不足課題

 トラック運転手の人手不足などにより、希望時期に転居できない「引っ越し難民」は今春も解消できず、重い課題だ。引っ越し業者の比較・予約サイトを運営する「エイチーム引越し侍」(名古屋市)の顧客調査によると、最繁忙期の3月20~31日に引っ越しを希望したのにできなかったのは単身で38.4%、家族で39.9%にも上る。

 国土交通省は本腰を入れて今春の引っ越し時期の分散化を呼び掛けたが、前年同時期の単身22.6%、家族33.3%と比べると「引っ越し難民」は大幅に増えた格好だ。

 愛媛県西条市の引っ越し会社の男性社員は「依頼が同じ日に重なり、受けられない案件があった」と振り返った。

 ヤマトホールディングスの引っ越し子会社が代金の過大請求問題により事業を停止していることも要因に挙げられるが、人手不足による影響の大きさは見逃せない。

 「仕事がきついのに低賃金というイメージから、人が集まりにくい」(国交省)ことなどから、2014年度に1.55倍だったトラック運転手の有効求人倍率は年々上昇。18年度には2.83倍となり、繁忙期直前の今年2月には3.08倍に達した。

 国交省の担当者は「ピーク時期の引っ越しを避けるよう、引き続き周知していく」と話す。

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