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第1四半期決算発表ピーク 製造業の最終利益3割減 非製造業は35%増 SMBC日興証券調べ

 東京証券取引所1部上場企業の令和元年4~6月期決算の発表が9日、ピークを迎えた。SMBC日興証券が8日までに開示した3月期決算企業の業績をまとめたところ、製造業の最終利益は前年同期比で28・4%減。石油・石炭製品が約9割減、鉄鋼や非鉄金属は約6割減と落ち込みが目立った。このほか電機や機械、自動車など幅広い業種で前年同期を下回った。

 製造業の苦境の背景には米中貿易摩擦の先鋭化がある。一方、非製造業の最終利益は35・6%増だった。建設や情報通信が牽引(けんいん)した。

 SMBC日興証券は3月期決算企業1119社(金融除く、全体の82・8%)の業績を集計。最終利益は0・9%減の7兆7830億円で、3四半期連続のマイナス。本業のもうけを示す営業利益は9・6%減の8兆6950億円で、2四半期ぶりのマイナスとなった。

 通期の最終利益予想の修正件数は、上方修正が20社に対し、下方修正は61社に上る。下方修正の大半は製造業が占めている。

 SMBC日興の伊藤桂一チーフクオンツアナリストは「予想に違わず、製造業を中心に厳しい決算となっている。米中の対立などグローバルなマクロ環境の悪化が反映されている」と話している。

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