働き方

「串団子のように…」 コンサルタントが“師匠”から学んだ5つのこと (3/4ページ)

 突然転がり込んだお金の魔力に負ける経営者

 老師の教え3:「お金はないと不自由だが、魔物でもある」

 お金は人を幸せにしてくれるものですが、使い方を誤ると魔物にもなる。そのことを老師は私にしばしば諭してくれました。私はこれまでに多くの経営者を見てきました。中には、事業がうまく運び、突然、思わぬ大金が転がり込む経営者もいます。この時、しっかり生き方の勉強をしていないと、お金の魔力に負けてしまいます。

 個人的にも収入が急増すると、高級なホテルやレストランに行ってもちやほやされます。いい気分になります。そんな状態になれると、そのうち相手が「お金に頭を下げている」ことがわからなくなって、「自分は偉い」と勘違いする人も多い。「金さえあれば何でもできる」と考える人や金の亡者になる人もいます。

 やがて顧客を大切にするという当たり前の意識も薄らいでくると、ビジネス自体もうまくいかなくなります。ところが、金の亡者と化した経営者はもはや冷静な判断ができなくなっていますから、余計にお金に執着し、それによってさらにビジネスは悪化。次第にお金に困るようにもなります。

 それでも、お金の魔力に取りつかれているため、よく考えもせずに借金をしてしまい最後には破綻してしまう……。実際に、そういう残念な人を私は何人も見てきました。

 老師の教え4:「お金も時間も使うもの」

 「お金も時間も使うもの」というのも藤本老師もおっしゃっていました。お金も時間もうまく使わなければなりません。実は浪費が激しいにもかかわらず、「お金がない、ない」という人は少なくありません。こういう人は、仕事の中身ではなく、お金のために働くことになり、結果的にお金に使われてしまっています。

 前述の「お金はないと不自由だが、魔物でもある」の欄の先の、お金の亡者となってお金のことしか考えられなくなる人と同じ状態になってしまいます。お金は適度に使うものです。工夫や努力をして稼ぎ、その範囲でそれを有効に使う。それが鉄則です。

 お金と同様に、時間も使うものです。よく言われることですが、「忙しい」という字は「心を亡くす」と書きます。「忙しい、忙しい」と言って余裕をなくしているのは、時間に使われ、心を亡くしてしまっている状態なのです。

 仕事はだらだらやらずに短期集中で終わらせる。タイムマネジメントをきっちり行って、自分の自由な時間を生み出す。時間に使われるのではなく、時間を使うという心がけと習慣が必要です。

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