社会・その他

パラ22日からチケット受付 グループ応募で1人500円も 詳細日程公表 (1/2ページ)

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は13日、来年のパラリンピック(8月25日~9月6日)の競技の詳細日程を公表した。最終日のマラソンは当初、午前7時スタートだったが30分間前倒しにするなど、暑さ対策を重視。チケットの第1次抽選販売の申し込みを8月22日未明から受け付けることも発表した。

 パラは開会式翌日の8月26日から12日間、22競技540種目が実施される。参加選手は約4400人と過去最多。大会中盤の8月30日の日曜日を「ゴールデンサンデー」と位置付け、63種目の決勝を入れた。

 暑さ対策ではトライアスロンも30分前倒しし、午前7時半からスタート。馬術は競技日数を1日増やし、夕刻を利用するなど暑さのピーク時間を回避。アーチェリーは種目によっては午後5時以降に実施する。

 チケットの販売は専用サイト(https://ticket.tokyo2020.org/paralympic)で申し込みを受け付ける。IDが必要だが、五輪のものと同じでよく、手順も同様。9月9日午前11時59分まで申し込みを受け付け、10月2日に抽選結果が発表される。抽選対象は開閉会式に加え、陸上や柔道、競泳、ボッチャなど全競技の計306セッション(時間帯)。売り出し枚数は公表していない。

 お手頃価格で満席目指す

 来年8月25日から開催される東京パラリンピックまで、まもなく1年。13日にはチケット販売の詳細が発表され、一般では900円から、子供やシニア連れなどのグループ向けでは1人当たり500円からと、価格はお手頃。大会組織委員会は「『フルスタジアム』(満席)を実現する」と意気込む。

 この日会見した組織委スポーツディレクターで、ハンマー投げ五輪メダリストの室伏広治(むろふしこうじ)さん(44)は「五輪とは違う社会へのインパクトがある。障害を乗り越えた障害者を間近で見ることは、教育的な面でも価値がある」とアピール。組織委のパラ担当者も「本を読んだりテレビを見たりするよりも、生で見ることで、モノの見方や考え方が変わる」と強調する。

 一般チケットの価格は、開閉会式で8000~15万円で、競技は900~7000円。五輪チケット(競技)では、最高が陸上で13万円、人気がある競泳やバスケでは最高10万8000円で売り出されたことと比べると、パラの価格は随分安い。

 さらに、12歳以下、60歳以上、障害者を1人以上含む家族やグループで申し込む「みんなで応援チケット」も用意、予選を中心に500円(1人)から買える。

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