話の肖像画

理解した経営幹部を、社内大学で人材育成 ファストリ・柳井正氏(9) (1/3ページ)

 「社内大学」で人材育成

 〈平成14年11月、当時、副社長だった玉塚元一氏を社長に就任させ、自身は会長に就いた。著書『成功は一日で捨て去れ』(新潮社)などで当時を振り返っている〉

 玉塚君は10年12月に入社したが、もともと日本IBMにいてサプライチェーン・マネジメントの営業で当社を訪問したのが入社のきっかけでした。

 当時、副社長だった沢田貴司君に社長への就任を断られた後の選択でした。沢田君は自分で会社を一から立ち上げたいということで、14年5月末に副社長を退任し、代わりに玉塚君が6月1日から副社長に就任しました。

 その5カ月後、40歳の玉塚君を中心にした若い経営者チームの体制がスタートしました。実は僕自身はずっと以前から、50歳を過ぎたら会長になろうと考えていました。そこで53歳のとき、玉塚君に社長を譲りました。

 〈ところが、3年後の17年に「緊急避難的措置」として社長に復帰し、会長兼社長となった〉

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