社会・その他

HD流出元業者を指名停止 防衛省、売却契約は11件

 河野太郎防衛相は10日の閣議後記者会見で、神奈川県の行政文書を保存したハードディスク(HD)の流出元となった情報機器会社「ブロードリンク」について、防衛省が来年9月8日まで9カ月間の指名停止としたと明らかにした。河野氏は「管理態勢を踏まえると、契約相手としてふさわしくない」と述べた。

 窃盗の疑いで逮捕された同社元社員高橋雄一容疑者(51)が勤務していた平成28~令和元年度、防衛省は同社と、海上自衛隊呉地方総監部の使用済みパソコンの売却などで11件計約580万円の契約を結んでいた。

 いずれも引き渡し前に隊員らがハードディスクを取り外すか、物理的に破壊するかしており、情報流出の報告はない。

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