書評

『編集思考』佐々木紀彦・著

 □『編集思考 異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す』

 ■「縦割り病」日本変えるヒント

 編集とは何か。今ある素材の選び方、つなぎ方、届け方を変え、価値を生み出すことと本書は定義する。

 それはイノベーションを阻む「縦割り病」に陥った日本を変える思考法であり、対象として今最も有望なのが「経済×テクノロジー×文化」の横断的結合であると、東洋経済オンラインや経済メディア「ニューズピックス」の編集長などを歴任した著者は説く。

 自身の経験やディズニー、動画配信サービスのネットフリックスなどを例に、編集思考の具体的な育み方を考察。実践を伴った理論には説得力がある。(NewsPicksパブリッシング、1800円+税)

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