書評

『朝鮮通信使の真実』石平・著

 □『朝鮮通信使の真実 江戸から現代まで続く侮日・反日の原点』

 ■悪罵で優位保とうとした歴史

 「(日本人は)穢(けが)れた愚かな血を持つ獣人間だ!」。おぞましく下劣な言葉を投げつけたのは江戸時代、朝鮮通信使として日本に派遣された朝鮮の高級官僚である。

 教科書などで「友好交流」の使節とされる朝鮮通信使について著者は、事実上の「(朝鮮から日本への)朝貢使節」だったと断じる。日本側は心づくしのおもてなしを行い、使節団は「豊かな日本社会」を見て圧倒されてゆく。

 だが、華夷秩序の「小中華」を自任する朝鮮人はそれを認められず、冒頭のような悪罵によって精神的優位を保つしかない。現在の日韓関係とまったく同じではないか。(ワック、900円+税)

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