社会・その他

「立皇嗣の礼」、新型肺炎拡大で縮小検討 菅官房長官「感染状況を注視」

 菅義偉官房長官は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、秋篠宮さまが皇位継承順1位の皇嗣(こうし)になられたことを国内外に示す4月の「立皇嗣(りっこうし)の礼」について「感染拡大の状況を注視しつつ必要な準備を進めたい」と述べた。政府高官によると、一部縮小や手法の見直しを検討。立食形式で実施される「饗宴の儀」を特に検討対象にするという。

 立皇嗣の礼は、中心儀式「宣明の儀」と「朝見の儀」を4月19日に、賓客と食事を共にする「饗宴の儀」を21日に開く予定。饗宴の儀は計2回開かれ、安倍晋三首相ら三権の長のほか、都道府県知事の代表、各国駐日大使ら750人前後を招く見通しだ。

 政府高官によると、現状では予定通りに準備を進めつつ、3月中旬以降の全国の感染状況を踏まえ、開催の可否や適切な参列者数について検討するという。

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