社会・その他

自殺動機、健康問題が最多 19年は統計開始以来最少

 昨年の自殺者数は統計を開始した昭和53年以来最少の2万169人だったことが17日、警察庁のまとめ(確定値)で分かった。前年比671人減。このうち原因・動機を特定できたのは1万4922人で、理由で最も多かったのは健康問題で9861人だった。次いで経済・生活問題の3395人、家庭問題の3039人となった。

 確定値によると、男性は全体傾向と同じだったが、女性は健康問題4008人、家庭問題1169人、経済・生活問題415人の順。未成年は学校問題202人が最多で、健康問題138人、家庭問題116人と続く。

 人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も前年より0・5人減の16人で過去最少となった。自殺死亡率は20~80代以上が6~12年連続で低下したものの、10代は3年連続で増加している。

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