働き方

「対面せずには決めきれない」 業績悪化で中断、中止も

 今回の就職活動は、新型コロナウイルス感染終息がなお見えない中で長期化する可能性がある。主要企業で面接を「ウェブ完結」する動きが広がる一方、「対面せずには就職先を決めきれない」との思いを抱いている学生も多いようだ。業績悪化により大手の採用中断や中止も出始めている。

 就職情報会社「マイナビ」の3月の調査で、「説明会と面接の全てをウェブ化しても構わない」と回答した学生は16.3%。残り80%超は、少なくとも最終面接は対面を希望していた。高橋誠人マイナビ編集長は「内定を得ても『職場の雰囲気が分からないまま就職していいのか』と思い悩む学生が出てくる可能性がある」と指摘する。

 都内の大学の就職支援担当者は「学生には、今回は10月ごろまで就活を続ける覚悟で臨むよう伝えている」と明かす。採用数を当初より減らすなど企業計画の見直しが相次ぐ恐れがあるからだ。

 実際、ANAホールディングスや日本航空が採用活動を一時中断し、再開時期は未定だ。臨時休業が続く「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の運営会社は採用を中止した。志望していた学生は大幅な見直しが迫られている。

 一方でパナソニックは、合同企業説明会の中止などによる就活の遅れに考慮し、例年7月までだった選考時期を9月までに2カ月延長する。大和証券グループも、年明け以降まで採用活動を続ける方針。昨年までの早期化の傾向が変わりそうだ。

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