社会・その他

川崎病発見の小児科医、川崎富作氏が死去

 乳幼児がかかる疾患「川崎病」を発見した小児科医の川崎富作(かわさき・とみさく)氏が5日、東京都内の病院で老衰のため死去した。95歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。後日、お別れの会を開く。

 昭和23年に千葉医科大付属医学専門部を卒業後、医師資格を取得。日赤中央病院(現・日本赤十字社医療センター)に勤務中、原因不明の発熱発疹の小児患者に遭遇。42年に未知の疾患として論文を報告した。以来、川崎病として国際的に認知された。平成11年9月にNPO法人「日本川崎病研究センター」の理事長に就任。昨年退任し、同センターの名誉理事長を務めていた。

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