働き方

技能実習生あわや不法残留 意識ないまま期限、想定外

 札幌市の建設会社のベトナム人技能実習生が突然倒れ、意識不明で在留期限だった3月末を迎えていたことが21日、関係者への取材で分かった。在留資格を失い、不法残留になりかねない事態だったため、支援者らが急きょ資格変更の手続きをサポートし、医療費は保険などで対応した。

 ベトナム人実習生、ズオン・ゴック・トゥさん(19)は2019年3月に来日。札幌市の建設会社で働いていた昨年9月、建設現場で頭痛を訴えて病院へ緊急搬送された。検査の結果、先天的な原因による脳内出血が判明した。

 在留期限が過ぎると、通常は入管施設に収容され、強制送還されるなどする。トゥさんは急病で意識不明のまま当初の在留期限を超過。支援者らは手探りで、特例で認められる在留資格「告示外特定活動」を申請、4月下旬に認可が下りた。毎月150万円以上の治療費については国民健康保険に加入し、不足分は障害年金で対応するという。

 支援者は「今回は勤務先が親切で手続きなどがうまくいったが、現行法では想定外の事態で、場合によっては不法残留者になりかねなかった」と指摘している。

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