社会・その他

100億円寄付のファストリ柳井氏「寄付文化根付いていない」

 京都大の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授と山中伸弥教授の両ノーベル賞受賞者の研究に対して24日、総額100億円の寄付を明らかにしたファーストリテイリングの柳井正会長兼社長。京都市内で開かれた記者会見では、「日本は寄付文化が根付いていなく、企業や個人がもっと寄付しなければならない。国も本質的な研究に使える自由な予算を組む必要がある」と訴えた。

 一方、寄付を行った理由として「本庶先生も山中先生も、私利私欲ではなく、世界や日本のために一生を懸けて研究している」と説明した。

 これに対し本庶氏は「国からの研究資金は年度の繰り越しや使途に制限があり、研究の長期的な方向性が見通せない」と指摘。「『柳井基金』により今後10年間の展望で活用でき、本当に感謝している。寄付文化が広まる呼び水になればうれしい」と話した。

 また山中氏は、寄付をもとに新しく設置するiPS細胞製造施設に柳井氏の名前を入れる構想を示したうえで、「寄付はありがたいが責任も感じる。生涯を懸けてためた重い金を研究費としてもらうため、有効に使わなくてはならない」と話した。

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