書評

『辰野勇 モンベルの原点、山の美学』辰野勇・著

 ■「経営は山登りそのもの」実践

 著者は、アウトドア用品メーカー「モンベル」を一代で築いた登山家にして経営者。少年期に読んだ一冊の本をきっかけに「山を生業にしよう」と決意し、21歳の若さでスイス・アイガー北壁の登攀(とうはん)に成功した。

 山登りは経営そのものであり、経営もまた、山登りそのものという。大切なのは計画と準備、リスクマネジメント。物事を俯瞰(ふかん)する目、速い決断、状況次第で引き返す判断力も必要だ。そして、どんな時も楽しもうとする心…。

 一つのことを極めた先人が語り下ろす自伝シリーズ「のこす言葉」の一冊。生きた知恵が詰まっている。(平凡社、1500円+税)

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