書評

『サムライ留学生の恋』熊田忠雄・著 明治の男9人、異国のロマンス

 海を渡った明治の日本男児は、情熱的だった-。維新直後から多くの「サムライ留学生」が先進の知識を吸収するため欧米に派遣された。その中には異国の地で激しい恋に落ちた若者も。

 皇族の北白川宮能久親王や「男爵イモ」を開発、普及させた元土佐藩士・川田龍吉、「われ太平洋の懸け橋とならん」を実践し、米国人女性と結婚した新渡戸稲造ら9人の恋の填末(てんまつ)に焦点を当てた。

 結婚までこぎ着けたのが5件、短期離婚も含め成就しなかった恋が4件。今では珍しくない国際恋愛だが、当時の若者は異文化の壁にどう挑んだか。(集英社インターナショナル、1700円+税)

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