働き方

外出自粛で意識差 夫「育児増」も妻「イライラ」

 夫は「子供の面倒をよく見た」と自負するが妻のイライラは増加-。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛が、子育て世帯に与えた影響を調べた民間調査で、こんな夫婦間の意識の差が浮かび上がった。

 調査したのは明治安田生命保険。インターネットで、0~6歳の子供がいる全国の既婚男女を対象に6月に実施し、1100人が回答した。

 自粛期間を経た子育ての意識変化を尋ねると、夫は「積極的に子供の面倒を見るようになった」20.9%、「子供の話を聞くようになった」18.7%、「子供との絆が深まった」18.5%など前向きな意見が7割以上を占めた。

 一方、妻では「子供にイライラすることが多くなった」が22.0%で最も多く、「配偶者の育児にイライラすることが多くなった」11.3%など、計4割近くがストレスを感じていた。

 夫がテレワーク(在宅勤務)をした専業主婦の25.0%は「今後テレワークをしてほしくない」と回答。理由は「夫がずっと家にいることで家庭不和になり子供に悪影響なため」が36.4%で最も多かった。

 同社は「幼稚園や保育所の休園とテレワークの推進で、子供や夫が長く家にいて自分のペースが崩れ、ストレスを感じた妻が多かったようだ」と分析。「普段から子育ての方針を話し合い、夫婦間のギャップを解消することが大事だ」としている。

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