社会・その他

奇跡の一本松からマスク 岩手から豪雨被害の熊本に

 岩手県陸前高田市で東日本大震災の津波に耐え、約7万本の松の中で唯一残った「奇跡の一本松」を保存処理した際に出た木くずを原料にしたマスクが、7月の豪雨被害に遭った熊本県に送られている。新型コロナウイルス予防やがれきの撤去時に使ってもらう考えで、担当者は「復興の象徴である一本松のマスクで希望を送りたい」と話す。

 被災した松で「コカリナ」と呼ばれる縦笛を作り、陸前高田市と交流してきた東京都のNPO法人「日本コカリナ協会」が企画。津波に漬かり根腐れして枯れた一本松をレプリカにして保存するため、幹の中心をくりぬいた際に出た木くずを原料とする布で作った。

 協会によると、マスクはベージュ色で、小さく一本松とコカリナが印刷されている。既に熊本県人吉市の避難所などで約500枚が配布され、被災者から「とても心地よい」と喜ばれている。今後さらに200~300枚を送る。1枚1500円で一般販売も行っている。

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