社会・その他

ドコモ口座不正利用 被害確認の紀陽銀行がHPで注意喚起

 電子マネー決済サービス「ドコモ口座(こうざ)」を悪用した預金の不正引き出しが全国で多数見つかった問題で、紀陽銀行(和歌山市)でも被害が確認された。すでに紀陽銀は、ドコモ口座で紀陽銀の口座からチャージする際に使われる「リアルタイム口座振替サービス」を一時停止。11日にはホームページ(HP)で注意喚起し、「万一、お客さまの口座に身に覚えのないお取引があった場合は、お取引店までご連絡ください」と呼びかけた。

 紀陽銀によると、7日に顧客から「身に覚えのない利用がある」と問い合わせがあり、不正が判明。数件の被害が確認され、さらに詳しい調査を進めている。担当者は「警察や関係機関と連携し、被害実態の把握に取り組んでいる」としている。

 すでに9日には、ドコモ口座で紀陽銀の口座からチャージする際に使われるリアルタイム口座振替サービスを一時停止した。

 紀陽銀は11日、「『ドコモ口座』を利用した当行口座の不正利用への対応について」と題した「重要なお知らせ」をHPに掲載。不正利用の発生を報告する一方、「新たな不正利用は確認されておりません」と説明した。

 被害に遭った利用者に対しては、「お客さまの被害回復に向け、NTTドコモが表明された全額補償の方針に協力してまいります」とし、今後、安全な利用に向けてセキュリティーを強化するとした。

 紀陽銀では、不正が疑われる事例については利用者に連絡。ドコモ口座の口座振替契約のある利用者全員に対してもダイレクトメールなどを通じて注意喚起している。

 紀陽銀への問い合わせはハローサービスセンター(0120・037・389、平日午前9時~午後5時)。

 和歌山県警にも被害の相談が寄せられている。具体的な被害総額などは明らかにしていないが、1人あたりの被害額は数万円~30万円とみられる。

 捜査関係者は、被害を防ぐ方法について「少なくとも現段階では、暗証番号を定期的に変えるなどの対策を取るべきだろう」と話している。

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