社会・その他

HPに不適切広告で気象庁長官「再発防止に努める」

 気象庁は16日、ホームページへの広告掲載を同日午前に停止したと明らかにした。景品表示法違反(有利誤認)や医薬品医療機器法違反(誇大広告)などにあたる恐れがあり、同庁が定めた広告掲載基準に満たない広告が続出したため。15日午後2時から掲載を始めたばかりだった。

 気象庁の関田康雄長官は16日の記者会見で、「再発防止に努める」との考えを示した。

 同庁業務課によると、15日以降、16日午前9時までに約100の広告主が出した広告が基準違反のおそれのある不適切な内容と判断され、個別に掲載を停止。同日午前10時からすべての広告の掲載を停止した。

 広告自体は掲載基準を満たしていたが、広告をクリックすると、ブランド品を著しく安く販売したり、ヘアケア用品の効果が実際以上にあるよう表示したりするページに誘導される状態だったため、全体として基準違反と判断したという。

 広告は天気予報サイトを運営する「ALiNKインターネット」が配信。掲載基準に合致する広告のみ配信する契約だったが、同庁担当者は「フィルタリングが不十分だった可能性もあり、調査中」としている。

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