ローカリゼーションマップ

今を生きる-その時々の学びに喜びを 小顔に憧れる日本女性の話から人生論に? (3/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 「太く短く生きる」と「細く長く生きる」との選択があるが、人はもの心ついた年齢でどちらかを選ぶわけでもない。いや、何らかの事情で若くして決めざるをえない人もいるが、大方、ある年齢まで生きてきたときに「自分はこっちのタイプかな」と気がつく程度だ。

 あくまでも自問である。

 太く短く生きると宣言していた人も大きな病を患って気が変わることもある。長く細いつもりが仕事かなにかの波にのって、いつの間にか太く長く生きるのを願ってしまったりするものだ。それでも世の中の考え方が大きく変わり、そう願った通りにはいかないから、それぞれのタイミングで自分の方針は良かったのかと思い返すわけだ。

 今を生きるしかない。将来のいつかどこかで、何らかの報奨があるかもしれないが、それはあくまでも想定外におくことだ。それでは何をコアにすると良いのか。

 その時々の学びに喜びを感じる癖をつけることだろう。人生の歩みはオープンループであり、どこかにゴールがあるわけではない。いずれかの年齢での学びが何十年後かに、もう一回りしてより大きく貢献してくれたりするものだ。また、そう思うことで、心が落ち着く。

 小顔に憧れる日本の若い女の子の話が、ずいぶんと遠くまで来てしまった印象がありますが、そんなことないのではないというのが本コラムの結論です(笑)。

安西洋之(あんざい・ひろゆき)
安西洋之(あんざい・ひろゆき) モバイルクルーズ株式会社代表取締役
De-Tales ltdデイレクター
ミラノと東京を拠点にビジネスプランナーとして活動。異文化理解とデザインを連携させたローカリゼーションマップ主宰。特に、2017年より「意味のイノベーション」のエヴァンゲリスト的活動を行い、ローカリゼーションと「意味のイノベーション」の結合を図っている。書籍に『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか?:世界を魅了する<意味>の戦略的デザイン』『イタリアで福島は』『世界の中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』。共著に『デザインの次に来るもの』『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?世界で売れる商品の異文化対応力』。監修にロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』。
Twitter:@anzaih
note:https://note.mu/anzaih
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ローカリゼーションマップとは?
異文化市場を短期間で理解すると共に、コンテクストの構築にも貢献するアプローチ。

ローカリゼーションマップ】はイタリア在住歴の長い安西洋之さんが提唱するローカリゼーションマップについて考察する連載コラムです。更新は原則金曜日(第2週は更新なし)。アーカイブはこちら。安西さんはSankeiBizで別のコラム【ミラノの創作系男子たち】も連載中です。

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