キャリア

情報発信ターゲット絞り多媒体化

affluent代表取締役 渡邉 勝紀さん(47)

 --コロナ禍の中で富裕層向けのフリーペーパー事業をスタートし、今夏で1年になる

 「コロナ禍で生活や消費が大きく変化し、広告業界、フリーペーパー関連市場全体は厳しい環境だ。しかし、『affluent(アフルエント)』は富裕層向けに特化していることや、70万人のリストを抱え、職種やエリアなどを細かくセグメントした上でのプロモーションを可能にしていることが奏功し、好調だ。スタートして10カ月で広告収入は倍増。問い合わせも当初の月2、3件から現在では月70件を超えるほどだ」

 --富裕層の消費に変化はみられるか

 「昨年来、海外旅行や外食などが思うようにできない状態が続いている。こうした中で国内の名物料理やコロナ対策を講じた“おこもり宿”などに対するニーズが高まったように思う。また外車ディーラーや不動産仲介・販売などの広告受注が好調で、広告効果もあり、順調に売り上げが伸びていると聞いている」

 --現在は紙メディアによる関東と関西圏での展開だが、今後の展望は

 「エリア拡大を検討したい。名古屋や福岡、札幌のような大都市圏にはニーズがあるし、各都市の地元企業との提携で発行する話が進んでいる。特定の読者層や特定の分野をターゲットにした媒体の創出も考えていく。医師向けや健康関連の媒体などターゲットを絞って多媒体化することで、多様化するニーズに応えたい。合わせて、デジタル化にも取り組みたい。読者の年齢層が45~60歳ということもあり、紙メディアとの親和性は悪くないが、今後はネットメディアでより広く社会に情報を発信していきたい。そうした情報発信インフラを整えることで、地方の名品発掘を通じた地方創生や海外に対する日本製品の紹介などにも貢献できれば、と考えている」

 わたなべ・かつのり 早稲田大学卒業後、フリーペーパー事業を手掛ける上場企業で大手広告代理店、ナショナルクライアントの開拓に携わる。広域事業部局長などを経て、2020年にaffluentを設立し現職。神奈川県出身。

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