働き方

ひろゆき「僕が『就職人気ランキング上位の企業は中長期的に潰れる』と考える理由」 (2/2ページ)

 ■ヒマだからホームページ制作会社を作った

 ここで、僕のこれまでのキャリアについて紹介しておこうと思います。

 僕は中学生まで、「多分、将来は学者になるだろう」と思っていました。まあ、高校では授業に出ないで寝ていたりしていて成績も悪かったので、無理だということに気づきましたけどね。

 その後、大学1年生の終わりに友達と会社を作って、3年の夏から4年の夏まで留学をしました。

 就活のピークは3年の春でしたが、その期間に日本にいなかったので就活はしないまま、日本に戻って慌てて数カ月で卒論を書いて卒業をしました。

 会社を作ったのは、ヒマだったということが一番の理由で、合資会社は資本金1円で作れたのでおもしろそうだと思って起業しました。

 その当時、ちょうどインターネットが出回っていた頃だったので、ホームページ制作会社からはじめたのです。

 そのとき一緒に会社を作った人は、その後まともな職に就いてしまいましたが、僕はふわふわと会社をやり続けました。

 ■社会不適合な人にもエリートと戦える場所はある

 そうして今、僕はIT業界やエンタメ業界あたりで仕事をしているのですが、就活して会社員にならなかったおかげでトクしていることがあります。

 それは、優秀なエリートの中で切磋琢磨をしなかったということです。

 普通は逆だと思うでしょうが、どういうことかと言うと、学生時代に僕よりおもしろいことを考えるやつはたくさんいたのですが、彼らは優秀だからちゃんと就職して会社員になったわけです。

 そうして優秀な人が抜けた中で、それでも「おもしろい」を追求する人はほとんどいなくなってしまって、自動的に僕くらいの人でも社会の中で上のほうのポジションになれてしまったんです。

 すると、「おもしろい企画をしましょう」となったときに、僕のようなフリーランス的に働いている人は有利なポジションになれます。

 なぜなら、元々優秀だったやつは、会社に入って揉まれて、おもしろさの角が取れてしまっているからです。

 会社に入っても自分の感覚を保って、社内フリーランスみたいなポジションになれればいいのですが、まあそんな人はかなりの少数です。

 だから、僕のキャリアが参考になるかどうかは不明ですが、社会不適合な人だって、エリートと戦える場所はあるということは言えると思います。

 ■「長男か次男か」問題

 これは余談ですが、浪人時代にお金がない中で、どう楽しい遊びを開発するかを考えていて、おもしろい遊びを開発する人に「長男率が高い」ということがありました。

 僕の仮説だと、長男は遊び相手がいなくて1人遊びをせざるをえない時期が長くて、何か1人で遊びはじめて1人で幸せを感じる手段を得るからだと思っています。

 次男だと、最初から長男が遊びを教えてくれるので、与えられるのを待ってしまいます。

 あと、僕の父親は北海道出身で放任主義だったので、「親の影響がないということが親の影響だった」ということもあります。

 北海道に行った人たちは、だいたい田舎の下級武士で長男じゃないことが多くて、屯田兵というかたちで追い出されました。そこで家柄などが関係ない状態でスタートしているので、あまり階級意識がありません。まあ、そんな環境も性格を形成している要因としてあると思います。

 

 ひろゆき(ひろゆき)

 2ちゃんねる創設者

 本名は西村博之。1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、『無敵の思考』『働き方 完全無双』(大和書房)、『論破力』(朝日新書)などがある。

 

 (2ちゃんねる創設者 ひろゆき)(PRESIDENT Online)

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