宇宙ビジネスに民間の知恵 内閣府・JAXAなど、18日まで公募
内閣府宇宙開発戦略推進事務局と宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが、宇宙をテーマにした新たなビジネスアイデアコンテスト「S-Booster(エスブースター)2017」を実施している。宇宙関連技術や宇宙環境で応用できるビジネスアイデアを広く公募。民間の優れた技術を宇宙開発に生かす方針だ。JAXAによると「公募形式による宇宙に関するビジネスコンペはこれが初めて」という。
参加希望者は指定の応募用紙、事業提案書を専用サイトで18日午後5時までに応募する。応募されたアイデアは「実現可能性」や「収益性」「革新性」さらに事業化により社会全体に貢献できるような「発展性」といった4つの視点から審査され、7月末に一次選考結果が発表される。
一次選考通過者は宇宙関連ビジネスに精通した専門家がアドバイスを行い、アイデアをより具体的なものに練り上げ、10月30日に六本木ニコファーレ(東京都港区)で開かれる最終選考会に臨む。最優秀賞にあたる大賞には300万円が贈られるほか、受賞者の希望と審査の結果に応じて、必要な事業化への支援が提供される。
実行委員会のメンバーには、ANAホールディングス、三井物産、大林組、スカパーJSATの民間企業4社も参加している。昨年10月には民間企業が宇宙開発に取り組むための規制を定めた宇宙活動法など宇宙関連2法が成立。18年中に施行される見通し。それを先取りするかたちで、日本国内でさまざまな宇宙ベンチャーが活躍の場を広げている。
一方、社会保障費の増大などで、国の科学技術関連予算の伸びが期待できない中、民間のアイデアを活用した新たな宇宙関連技術の開発につながるものと期待されている。
実行委員会では同コンテストの周知を目的としたイベントを4日午後6時45分から東京カルチャーカルチャー(東京都渋谷区)で、また応募希望者向けの説明会を10日午後7時からJAXA東京事務所(同千代田区)で開く。
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