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丸紅、ヘルスケアに2000億円投資 5G活用や次世代都市開発も狙う

 丸紅の柿木真澄社長は19日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、今後3カ年で約9000億円を予定する投資計画のうち、ヘルスケアや次世代都市開発など新規事業に約2000億円を投じる考えを明らかにした。「目先のもうけではなく、新たなビジネスモデルを作る」として、社長に就任した4月には100人規模の新組織「次世代事業開発本部」も設置しており、「2030年に向け爆発的な成長を目指す」と述べた。

 新規の投資分野は、第5世代(5G)移動通信システムやデジタル技術を活用した都市開発や、アジアの中間層拡大を背景に本格参入するヘルスケア事業。このほか、ITを活用した金融サービスの「フィンテック」、ブロックチェーン(分散型台帳)を活用したプラットフォーム事業やスポーツも視野に入れる。

 デジタル技術で新事業をいかに取り込むかが経営の課題だが、商品ごとの13営業本部の縦割り組織がネックになっていた。そこで新組織にエース級人材を送り、新事業創出で実績をあげれば「出身本部の評価も加える仕組みとし、組織全体のやる気を高める工夫も凝らした」という。

 柿木社長は就任時から、「失敗を恐れず、敗者復活で人材を育てる」と、社内や若手社員にエールを送ってきた。この実践に向け、「人事評価制度も変え、多様な採用や人材の流動化の仕組みを加速する」と述べ、社内外の「オープンイノベーション」を進める考えを示した。

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