遊技業界関連14団体で構成するパチンコ・パチスロ産業21世紀会(代表・阿部恭久氏)は14日、東京都中野区の「なかのZERO」で「パチンコ・パチスロ依存問題フォーラム」を開催した。この日は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」の初日にあたり、依存問題に対する関心と理解を深めることを目的に実施。21世紀会に全日本社会貢献団体機構(会長・杉浦正健氏)を加えた15団体によるパチンコ・パチスロ依存問題フォーラム実行委員会が主催した。
フォーラムは2部構成で、遊技業界関係者を対象にした第1部には約500人の関係者が参加。21世紀会の阿部代表が「パチンコ・パチスロ依存問題に関する対応の現状と課題」と題した基調講演を行うなか、「業界全体が一つになって依存防止対策の精度を高めていくことが、いま私たちに求められている社会的責任だと考えている」と訴えた。
また、依存問題の予防と解決に取り組んでいる助成対象団体への助成金内定式を開催。今回は「ワンデーポート」「神戸ダルクヴィレッジ」「ちゅーりっぷ会長崎ダルク」「むらワーカーズホーム」の4団体に対して内定証の交付が行われた。加えて、「パチンコ依存相談機関にかかわって」をテーマにパネルディスカッションが実施され、4人のパネリストにより経験談が披露された。
一方、一般参加が可能な第2部では、ぱちんこ依存問題相談機関であるリカバリーサポート・ネットワークの西村直之代表による「パチンコ・パチスロ依存問題の正しい理解のために」と題した基調報告などが行われ、多くの来場者でにぎわった。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)