キュートなキャラクター“マリンちゃん”が登場する人気パチンコ「海物語シリーズ」の開発・販売で知られる三洋グループ(名古屋市千種区)は6月22、23の両日、福岡市早良区のシーサイドももち海浜公園で「三洋物産 インターナショナル ライフセービングカップ2019」(三洋カップ)を開いた。日本唯一のライフセービング競技の国際試合となる本大会は、同社のスポンサードを機に開かれるようになり、今年で12回目を迎えた。
ライフセービング競技は、海辺での事故を想定し、救助の技術を磨いているライフセーバーたちが必要とする救助技術を競技化したスポーツ。足元の悪い砂場や大きな波、強い潮の流れなど、救助の際に起こり得る状況を想定したものがベースとなっている。
三洋カップは06年から開催されており、日本代表選手の強化を目的として海外の強豪国を日本に招聘(しょうへい)して開催される大会で、今年は6カ国・地域から7チームによる激戦が繰り広げられた。
日本はトップ選手で構成されるAチームと、強化育成選手が中心となるBチームの2チームが参加。海外からは、12回全ての大会に出場した最多参加国であるオーストラリアをはじめ、ニュージーランド(7回)や南アフリカ(7回)、香港(9回)など常連国が名を連ねた。加えて今年は、昨年開催された2年に1度の世界選手権において日本と接戦を繰り広げたスペインも初参加。競技内容に国際大会初採用となるリレー種目「オーシャンMライフセーバーリレー」を導入するなど見どころ満載の大会となった。