JR東日本などは7日、新潟市の新幹線車両基地で、車内でスマートフォンを通じて注文を受けた飲食料品を座席まで運ぶ上越新幹線の新サービスを報道陣に実演公開した。サービスは試験導入との位置付けで、8日から12月26日までの間、1日1往復、グリーン車とグランクラスで提供する。
乗客役の係員が、座席に備え付けのシートに記載されたQRコードをスマホで読み取り、表示されたメニューから選ぶと、別の係員が品物を運んできた。代金は現金やクレジットカード、Suica(スイカ)などの交通系ICカードで支払うことができる。
メニューには新潟県産の食材を使い、月ごとに変更する。10月は和牛とシイタケのトマト煮込みや、イチジクを使ったドーナツなど。試験期間で需要を探り、好評なら他の新幹線や通常の車内販売導入も検討する。