広報エキスパート

SOMPOHD 危機でもフラットな考え失わずに (1/2ページ)

 SOMPOホールディングス広報部長・新甚博史氏

 --グループブランドスローガンをリニューアルしました

 今月から、これまでの「保険の先へ、挑む。」から「安心・安全・健康のテーマパーク」に変更しました。保険事業を取り巻く環境は、気候変動などによる自然災害の常態化、少子高齢化、テクノロジーの進化など急速に変化しています。こうした中、当グループは国内損保事業、海外保険事業、国内生保事業、介護・ヘルスケア事業の4つをもとに、保険の枠にとらわれない「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現を目指しています。

 --認知症問題に積極的に取り組んでいます

 昨年から認知症への正しい理解と認知機能低下の予防を促すことで「認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会」の実現を目指して、「SOMPO認知症サポートプログラム」を展開しています。2025年には、国内の高齢者の5人に1人が認知症になるといわれていますが、認知症は、MCI(軽度認知障害)の段階で適切な対応をすることで、回復する可能性があるとされています。また、認知症当事者の方には、自分らしく生活している方が多くいらっしゃいます。これらを踏まえ、当プログラムでは、当事者や介護現場で働くスタッフなど、さまざまな立場からの意見を生かし、SOMPOグループ全体で、認知機能低下の予防から認知症ケアまで、幅広くサポートする商品・サービスを提供しています。また、SOMPOひまわり生命の「リンククロス笑顔を守る認知症保険」は、MCIで保険金をお支払いするのは業界初の商品です。

 --「世界アルツハイマー月間」ではさまざまな取り組みを行いました

 9月の世界アルツハイマー月間には、認知症への理解促進を目的として、プロ野球のパ・リーグとコラボし、「SOMPO認知症サポートデー」を、東京ドームと京セラドーム大阪で開催しました。当日は、球場全体を選手と来場者で、認知症支援のテーマカラーであるオレンジ色に染めました。また、認知症当事者の方とそのご家族を対象とした無料セミナー「共に生きる~認知症を考えるセミナー~」を東京と大阪で開催し、それぞれ200人を超す方にご参加いただきました。また、「SOMPO認知症サポートプログラム」のテレビCMは、社会課題に挑む姿勢などが評価され、「第57回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」テレビCM部門で最高位のJAA賞グランプリをはじめ4賞を受賞しました。

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