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キヤノン「脱カメラ」狙い医療機器アピール 日系、中国市場開拓へ新方針

 中国・上海で開催中の第2回中国国際輸入博覧会で、日系企業各社は中国市場を開拓するための新たな方向性を相次いで打ち出した。競争が激しい巨大市場で生き残りを図るためだ。

 キヤノンは昨年より出展面積を広げ、医療機器や産業用関連の装置を積極的にアピールした。キヤノン中国の小沢秀樹社長は「カメラの会社というイメージを変えたい」と話し、企業向けビジネスに力を入れると強調。中国は現地企業の水準が向上し「ビジネスの難易度が上がっている」と危機感も示した。

 パナソニックは高齢者の健康を新たに注力する分野に設定し、人工知能(AI)技術を駆使した最新の住宅設備を披露。「野菜工場」に使える栽培機器も展示した。

 ラオックスは日本企業約20社の美容機器や雑貨を展示した。日本行きクルーズ船の運航会社などが土産物として販売するため購入するといい、期間中に相当の契約額を見込む。

 米中貿易摩擦の影響で景気が減速する中、中国の消費者心理は悪化しているが、ある日系企業幹部は「欧米の高額品と比べ、手ごろな価格で品質が良い日本商品は今がチャンスだ」と話した。(上海 共同)

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