eラーニング事業を展開するプロシーズ(東京都港区)は来年4月1日から、学習管理システム「LearningWare」で、学習中の集中度を計測する「ConcentrateLMS」サービスの提供を始める。受講中の学習態度や教材の客観的評価による講義内容の改善、データ活用による社員の才能・能力の最大化に貢献できるという。
集中度を測定するソフトはデータミックス(東京都千代田区)が提供した。学習者の顔を撮影し、目の動きや顔の角度から独自のアルゴリズムで客観的に集中度合いを算出。講義を受ける際の集中度とその時間経過による推移を取得できる。
受講者は自分の興味分野を把握できるほか、全体と比較することで自分の特性として伸ばすべき能力を知ることができる。一方、企業は受講者の学習態度と個人の興味・関心を把握。また集中度が足りない場合、再学習を促すことも可能になる。このためコンプライアンス(法令順守)や情報セキュリティー対策など社員が「知っていなければいけない」ことを伝える手段としても使える。
現在、モニター利用企業を募集中で、希望社には今月27日から提供する。使い勝手などを聞いて不足点を補って来年4月の発売に生かす。