遊技産業の視点 Weekly View

 □ぱちんこジャーナリスト・LOGOSインテリジェンスパートナー POKKA吉田

 ■「みなし機」残置頻発なら業界所管厳格化も

 11月13日、全国のほとんどのホールが集まる全日遊連が、旧規則のカテゴリのうち「高射幸性」について、来年1月末時点で15%以下にする、という理事会決議をしている。

 もともと、誤解のないように言えば、高射幸性というカテゴリは、法的にはずっと継続設置はOKである。旧規則の検定や認定の有効期間もあるので永遠に、ということはないが、法的にOKなものの撤去だ、残存だ、という話をしているに過ぎない。

 ところが、今年の末、旧規則下の検定とか認定がない遊技機の取り扱いがある。これは、そもそも昨年2月以降、旧規則という古い法令の中で置いている機種について、それを「みなし機」と便宜上言うのだが、これはそもそも違法という解釈を警察庁はしている。それを「今年の年末までに撤去」しようという、一種の緩いソフトランディングにしてくれたのも警察庁だ。

 これ、普通に「数年後、十年後、かならず事業を継続する」ぱちんこ店は必ず守る。ところが、来年再来年のどこかで廃業を覚悟するなら、場合によっては守らないかもしれない。

 これ、正直言うと、高射幸性とは違い、とても深刻な問題である。仮に守らないということで、いわゆるみなし機を撤去せず、継続設置する店が頻発したら、警察庁は、おそらくものすごく業界所管を厳格化するだろう。そのとき、業界所管の厳格化について、もうあまり残ってないので、その場合は「広告宣伝」か「釘調整」になると見る。

 私も含めて業界の人間はそのようなシナリオを好まない。だから、「みなし機は外せ」とい言い続けている。ところが、外さない人もいるかもしれない。このことが、今、ぱちんこ業界で最も気になるところである。

 高射幸性も守れるなら守る。しかし、法的なみなし機の撤去は、それが法的がゆえにものすごく大切である。いずれ、守らない場合、わが身に跳ね返る。ということで、みなし機は撤去されるべきだということをここで今一度言っておきたい。

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【プロフィル】POKKA吉田

 ぽっか・よしだ 本名・岡崎徹。1971年生まれ。神戸大学経済学部中退。著書に『パチンコが本当になくなる日』(扶桑社新書)など。2016年2月より本名の岡崎徹としてぱちんこ業界紙「シークエンス」発行人編集長。

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