2019年12月28~31日、東京都江東区の東京ビッグサイトで同人誌即売会「コミックマーケット97(コミケ97)」が開催された。
コミケは同人誌の即売会のほか、アニメやゲーム関連企業などが限定グッズの販売などを行う日本最大級のイベント。今回は、前回のコミケ96に続き、例年より1日多い4日間での開催となった。
今回の参加サークル数は3万2000件、出展企業は144社。国内外からファンが訪れるなか、来場者数は1日目が19万人、2日目が18万人、3日目が19万人、そして4日目が19万人の計75万人にのぼった。
遊技業界関連企業では、遊技機メーカーの藤商事(大阪市中央区)と三洋物産(名古屋市千種区)がブースを出展。コミケ96にも出展し、来場者の注目を集めた藤商事は、前回人気を博した「緋弾のアリアAA」に加えて「戦国†恋姫~乙女絢爛☆戦国絵巻」という同社の人気もえ系コンテンツ、さらに「地獄少女」を前面に打ち出したブース展開を行うなか、さまざまなキャラクターグッズを販売。初日から長蛇の列ができる人気ぶりを見せた。
昨年末頃に発表されたばかりのパチンコ新機種「地獄少女四」の最速体験ができる試打対決イベントを実施。3人同時に遊技し、一番早く当たりを引いた人にはファン垂涎(すいぜん)の景品(地獄少女オリジナルTシャツ)がプレゼントされた。
一方、コミケ初出展となる三洋物産は、「アイマリンプロジェクト&ナギナミちゃんねる」をテーマにブースを出展。アイマリンプロジェクトの新たな展開、新ユニット(VTuber)「ナギナミ」の活動が本格的にスタートすることをアピールした。
アイマリンプロジェクトは、2014年にパチンコ「海物語」シリーズが15周年を迎えたことを記念し、次の15年も愛され続ける「海物語」を目指し、メインキャラクターであるマリンちゃんの新しい可能性を模索する試みとして始まったプロジェクト。「ナギナミ」では、海が大好きな「海月ナギ」と「飛鮫ナミ」という2人の女の子が、バーチャルの枠を超え、さまざまなチャレンジを発信する。
コミケ初日は午後1時から「ナギナミちゃんねる」を、会場と中継をつなぐ形で生配信。また、人気コスプレイヤーのえい梨さん(ナギ)、夜代太郎さん(ナミ)による撮影会を開催し、多くの来場者でにぎわった。次回の「コミケ98」も4日間の予定で、5月2~5日に開催される。