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ダイナム、全店舗「完全分煙化」を発表

 全国46都道府県にパチンコホールを展開するダイナム(東京都荒川区)は15日、東京都千代田区のトラストシティカンファレンス・丸の内で、「ダイナム2020完全分煙化プロジェクト プレス発表会」を開催。4月からの全店舗「完全分煙化」を発表した。

 4月に全面施行される改正健康増進法により、全てのパチンコホールが原則屋内禁煙となる。今回の発表会では、4月からダイナムの全店舗が完全分煙ホールへと切り替わることを伝えるとともに、これまで蓄積してきた先行実験店や、完全分煙型ホール「ダイナム信頼の森」の検証データや工事費用、臭気対策の結果などを公表。また、発表会の動画を一般公開することで、パチンコホールの分煙化に対する認知向上と、遊技業界におけるさらなる分煙の広がりに寄与することを期待している。

 発表会の冒頭では、代表取締役の藤本達司氏が4月のダイナム全店の分煙化を宣言するとともに、安全性の担保されない加熱式タバコによる受動喫煙もなくし、法改正の趣旨を満たすための対策を取ることを説明。パチンコホールの原則屋内禁煙化に対する一般認知の低さを課題に掲げ、多くの人々に“パチンコ店は変わる”というメッセージを伝えるとともに、リーディングカンパニーとして業界のさらなる分煙化に寄与していく方針を示した。

 当日は、川野創平取締役(設備管理部管掌)が「臭気減少実験でわかった設備・施設対策」、松岡大成取締役(営業推進部管掌)が「分煙化による客層の変化とは」についてデータを公表しつつ、解説。

 ダイナムの標準仕様(標準店舗)は、「ホール喫煙室設置」「従業員用喫煙室設置」「スモークカット蓋改修」「喫煙種別看板設置」で、喫煙室は定員9人で店内1箇所、店外喫煙所は数カ所が基本対応。完全分煙化の工事費用は1店舗で最低約250万円からで、全店舗では総額約10億円の投資規模となる。

 施設工事は2019年12月からスタートし、月100店舗のペースで実施。2月末には全店舗で工事を完了する予定とした。完全分煙型「信頼の森」、低貸・喫煙可能型「ゆったり館」の顧客データを比較分析。「禁煙店舗では60~70代が優位」「分煙切替時の来店客は9.8%が休眠客」「休眠客は低レートを志向(79.2%)」と、顧客傾向を説明。加えて、「分煙化に伴う教育・販促・オペレーション」の重要性にも言及し、ファン、従業員をはじめ、社会に向けた事前の周知徹底が肝要であると強調した。

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