話題・その他

新型肺炎での中止イベント事業者へクラウドファンディング各社が支援

 不特定多数の人からインターネットを使って資金を集めるクラウドファンディング各社が、新型コロナウイルス感染拡大による中止で苦境にあえぐイベント事業者の支援に動き出した。

 READYFOR(レディーフォー、東京都千代田区)は、中止となったイベントを対象に支援金を募る。一定の条件に該当すれば、サービス利用手数料(集まった資金の7%)が無料となり、目標金額に到達しなくても資金が決済手数料(同5%)のみの負担で受け取れる。資金は中止になったイベントの会場費などの損失に充てる。

 既に2月27日からイベント主催者などを対象にした支援先の公募を始めており、4日までに約100件の申し込みがあった。中には「観客が数千人規模のファッションショーからの応募もあった」(同社)という。公募は3月31日まで。

 集まった金額が振り込まれるのは終了日の翌々月の10日だが、別途3万円を支払えば、最短で3営業日後に受け取れる。

 キャンプファイヤー(同渋谷区)はイベント事業者だけでなく、飲食店や宿泊施設も対象とした。損失が証明できる書類などの提出が必要。こちらもサービス利用手数料(同12%)が免除され、決済手数料(同5%)のみで資金を集められる。締め切りは3月31日。モーションギャラリー(同港区)も同様の取り組みを始めている。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus