ヤフーは１５日、１０月からリモートワークの回数制限を廃止し、正社員や契約社員など約７０００人がオフィス以外にも自宅やカフェなど自由な場所で仕事ができるようにすると発表した。フレックスタイム制度で必ず働く時間帯として設定していた「コアタイム」も撤廃。新型コロナウイルスを受けた新たな働き方として導入する。個人情報を扱う業務を担当する一部社員には適用しない。新たな働き方への移行に伴い、通勤定期券代の支給は交通費の実費支給に切り替える。通信費などは月に最大７０００円を補助する。
他社の社員などで副業をしたい人を募集し、社外人材約１００人を活用することも発表した。事業戦略の立案や新規事業の開発などで多様な人材を集め、技術革新を図る。業務委託契約を結び、原則的にオンラインで勤務してもらう。
ヤフーはリモートワークの上限を月５回、コアタイムは「午前１０時～午後３時」としていたが、新型コロナ感染防止のため、２月から段階的に制限を緩めて業務のオンライン化を進めていた。