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盆入りも帰省おそるおそる JR静岡駅の新幹線乗車率は前年比20%

 本格的なお盆の入りとなった13日、例年ならば帰省客らでごった返すJR静岡駅の新幹線ホームに利用客の姿はまばらだった。新型コロナウイルスの影響を考慮して多くの人が帰省や旅行を控えたためで、大きなスーツケースを持った帰省客や家族連れは普段の週末よりも少ないように感じられた。

 JR東海によれば、13日午前の静岡駅における新幹線の自由席乗車率は上下線ともに約20%。8月7~17日の指定席予約状況(7月21日時点)は上下線合わせて前年比21%で、例年の5分の1という異例の低さだった。

 大阪から家族4人で静岡市内の実家に帰省した主婦(39)は「ずっと帰省していなかったので、なるべく空いている時間を選んで移動し、携帯用のアルコール消毒液を持ち歩いて対策しました。3泊しますけど、どこにも行かず実家でゴロゴロして過ごします」と話していた。横浜市から帰省した2人の孫を迎えた女性(67)は「みんなでいろいろ相談して、孫だけが帰ってくることになった。隣にひいおばあちゃんも住んでいるけれど、高齢なので今回は会いません」と少しさみしそうだった。

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