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リモートワーク時でも“立ち話感覚”

 NTTコム、コミュニケーションツール提供

 NTTコミュニケーションズは、リモートワーク時のコミュニケーション不足を改善するオンラインワークスペース「NeWork(ニュワーク)」の提供を31日から始める。

 NeWorkは、従来のウェブ会議サービスでは難しかった、立ち話感覚でのちょっとした相談や雑談などを活性化できるようにデザインされたコミュニケーションツール。パソコンのウェブブラウザーからNeWorkにログインしておくことで、同じオフィスにいるかのように、チームやプロジェクトのメンバーに話しかけられるという。

 ユーザーがサービスにログインすると、自分の居場所に当たる「ワークスペース」を割り当てられる。ワークスペース内には、プロジェクトや話題ごとに仮想的な会話スペースである「バブル」を作成し、他のユーザーと継続的にコミュニケーションを取れる。

 バブルに参加しているときは常に接続された状態となるため、ウェブ会議のようにURLを発行して共有したり、招待メールを探したりする事前準備が不要で、マイクに向かって話すだけでバブル内のメンバーとの会話が可能。興味のある他ユーザーのバブルを見つけたら、クリックするだけで簡単に会話に参加できる。リモートワークで希薄になりがちな小人数で活発に意見を交わすコミュニケーションを支援する。

 バブルにいないメンバーも、話せる状態かどうかがアイコンで確実に分かるため、会話が可能な相手に対しては、気兼ねなく、しかも1クリックで話しかけられる。状態は、会話が可能な「オープン」、相手の声は聞こえるがこちらの音声がミュートされた「ワーク」、会話ができない「ゾーン」の3種類が用意されており、スピーカーやマイクのオン/オフと自動的に連動する仕組みだ。また、資料の画面共有などにも対応しており、本格的な会議としての利用も行える。

 NTTコムのAI(人工知能)議事録作成支援サービス「COTOHA Meeting Assist」と併用することで、会話の内容を自動でテキスト化したり、翻訳したりすることが可能。第三者が勝手に参加したり、会話を聞いたりできない対策もしているという。

 利用料金は無料。今後、随時機能を追加するとともに、サービスの改善を図る考え。有料版の提供も予定している。(インプレスウオッチ)

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