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丸紅、リチウム電池再生で米社と提携 資源循環型事業を強化

 丸紅は17日、米電池リサイクル事業者のリトリブテクノロジー(オハイオ州)と、リチウムイオン電池のリサイクル事業で提携したと発表した。廃電池からコバルトやニッケルなどのレアメタル(希少金属)を取り出し、電池材料として再生する循環型事業を展開する。

 リトリブ社はこれまで有価金属を回収・販売するなど、電池リサイクル事業では北米最大規模という。電気自動車(EV)の急速な拡大が見込まれる中で、廃リチウム電池も増えるとし、硫酸コバルトや硫酸ニッケルなどを電池材料に再生する事業を、新たに丸紅と共同で進める。

 丸紅では、ザンビア産コバルトなどの電池材料を全世界で販売しており、この販売ルートに乗せて再生した電池材料も販売する。

 今年上半期に試作を始め、来年から量産する予定だ。丸紅は、化学品の履歴情報管理システム開発会社と提携するなど資源循環型の「サーキュラーエコノミー」関連事業を強化しており、今回もその一環。

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