千葉県内の活力ある中小・ベンチャー企業を表彰する「第26回 千葉元気印企業大賞」(主催・フジサンケイビジネスアイ、共催・千葉興業銀行、特別協賛・千葉ロッテマリーンズ、協賛・鴨川シーワールド、千葉工業大学)の授賞式が10日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、大賞・千葉県知事賞を受賞した看板製作の協同工芸社(千葉市)の箕輪晃社長に田中剛・千葉県商工労働部長から賞状が手渡された。
箕輪社長は「新型コロナウイルス禍の中で、自社の製品を通じて社会の役に立てたことをうれしく思う」と述べた。
協同工芸社は、主業・看板製作の技術を生かし、コロナ禍において事業領域を医療介護分野に広げ、飛沫(ひまつ)によるウイルス感染を防ぐ医療器具を開発することで、さらなる新規事業開拓を続けてきたことが評価された。
授賞式では千葉興銀の梅田仁司頭取が「受賞企業をはじめとする地元の企業とともに地域を支え、元気にしていきたい」とあいさつした。
審査に携わった千葉県経営品質協議会の渡辺昇常任幹事は「受賞企業はコロナ禍で不透明感が増す中でも大きく変化する環境にしっかりと適応した」と講評した。