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「ミシュランガイド」和歌山初掲載へ 3府県版、今秋発売

 飲食店ガイドブックを手掛ける日本ミシュランタイヤ(東京)は8日、従来の京都・大阪地域に、新たに和歌山地域を加えた「ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022」を今秋発行すると発表した。和歌山地域の掲載は初めて。和歌山県の仁坂吉伸知事は「和歌山の食を楽しんでもらえれば」と期待する。

 和歌山は国内27番目の対象地域で、今回限定の紹介となる。

 ミシュランガイドは、事前に調査員が客として店を訪れ、素材や料理などを独自に審査。掲載店を選び、格付けして評価する。和歌山では2年前から調査を進めてきたという。

 本城征二執行役員が県庁を訪れて記者会見し、「和歌山には海、山があり、豊かな食文化がある。新型コロナ克服後は、ガイドを参考に和歌山に出かけてほしい」とアピールした。

 表敬訪問を受けた仁坂知事は、ミシュランのキャラクター「ミシュランマン」も同席する中、本城執行役員からPR用の大型版のミシュランガイドを受け取った。仁坂知事は「出版されるころには『紀の国わかやま文化祭』も開かれ、多くの人が和歌山を訪れる。新型コロナが収まり、ガイドを読んだ参加者に、和歌山の食を楽しんでほしい」と話した。

 ミシュランはフランスが本拠地のタイヤメーカー。ミシュランガイドは1900年、ドライバーのために最初にフランスで発行された。その後、ヨーロッパ中を網羅したガイドブックが完成。26年には「おいしい料理を星の数で表す」評価法がスタートした。

 2005年には米国に進出。07年、アジア進出の第一歩として日本で「ミシュランガイド東京」が発行され、その後も掲載地域を拡大している。

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